離婚を経験したけれど、今も子どもとの関係はとても良好です。
僕は、元妻とも普通に連絡をとるし、ときどき3人で旅行にも行く。
世の中では「離婚=絶縁」と思ってる人も多いみたいだけど、そんなことない。少なくとも、僕は違う形を選んだ。
養育費は「義務」じゃなく「責任」
離婚後、僕は毎月きちんと養育費を払っています。
もちろん簡単ではないけど、それで息子の生活が少しでも安定するなら当然だと思っています。
驚いたのは、元妻がその養育費に一切手をつけず、貯金していること。
働き始めて、自分の力で息子を育てている。僕は心から尊敬してる。
子どもと会い続けるということ
息子とは定期的に会っています。
僕が関西に行くこともあれば、小学校2年生の頃から新幹線に1人で乗って、僕の家に遊びに来てくれることもあります。最初は心配だったけど、彼は毎回ちゃんと切符を握りしめてやってきた。
誕生日やクリスマスには僕がプレゼントを用意する。
子どもとの時間は「与えられるもの」じゃなく、「自分で作るもの」だと思っています。
世の中の現実を知って驚いた
調べてみたら、離婚した父親の約6割が養育費を払っておらず、子どもと会っていない人は7割以上だそうです(※厚労省等の統計から)。
正直、僕は信じられない。
そんな生き方、僕にはできない。
元妻とは「兄弟」に近い関係になった
離婚してからも、元妻にはこどものことだけでは無く、お互いのことについてもよく相談します。
育児のこと、学校のこと、進路のこと、仕事のこと……
もう恋人でも夫婦でもないけれど、僕たちは“家族のチーム”でありたいと思っています。
今では、彼女とは兄弟とか親友のような関係です。
息子の成長と、未来への楽しみ
息子はだんだんと一人で考えることが増えてきて、最近では「お母さんのことで相談したい」と僕に話すようになってきました。
そうやって、僕ら家族は少しずつ新しい関係を作ってきた。
いつか、彼と一緒にお酒を飲む日が来るのが楽しみです。
きっとその日も、くだらない話をして笑ってるんだろうな。
離婚した人へ、これから離婚を考える人へ
離婚をどう選ぶかは人それぞれ。
でも、ひとつだけ僕から言えることがあります。
子どもとの関係、元配偶者との関係を「良いものにしよう」と努力する価値は絶対にある。
僕はそれをやってきて、本当に良かったと思っています。
離婚は終わりじゃない。
新しい形の「家族のあり方」が始まるだけなんです。